初心者におくる「センサーサイズが大きい方がボケるというのはある意味間違い」

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よくセンサーサイズが大きい方がボケやすいなんて言う人を見ますが、実はそれは大きな間違いなんですね。

まず基本広角寄りよりも望遠寄りの方がボケやすいという基本がありますね。そこで持っているカメラの実際の焦点距離を見てください。例えばぼくの持っているGRD2の実際の焦点距離は5.9mm。GRシリーズは28mmの焦点距離で有名?だと思いますが、これは35mmで換算すると28mm相当の画角になるよということです。要するに実際は5.9mmなので実際の28mmの焦点距離よりは広角になりますね。なのでボケにくいということです。

よってよくAPS-Cよりフルサイズ(35mm)の方がボケるからというのを聞きますが、センサーじゃなくて実際の焦点距離が35mmの方が望遠になるからボケるが正解になります。

では、センサーサイズの違いは焦点距離になるのか?というとそれだけではありません。他に画質とノイズの違いがあります。

一般的にセンサーサイズが大きい方が高画質、ノイズレスにしやすいんですね。よって高画質でノイズが少ないカメラがいいという人は極端な話しセンサーが大きいのを買えば間違いないということです。ただA1とかでプリントしない限り高画質は必要ないという事実もあります。特に最近のデジタルカメラはセンサーサイズが小さくてもかなり高画質ですし、モニターで見る分には多くのアマチュアの方は問題ないと思います。さらにプリントする人でもA4やA3ノビまでならまったく問題なくプリントできます。

ちょっと初心者枠を越えるんですが、センサーサイズを選ぶ基準というか使い分けですが、実際の焦点距離が短くなる分センサーサイズが小さいとパンフォーカスになりやすいんですね。よってパンフォーカスでここは撮りたいとか、センサーサイズが小さいとカメラ本体も小さくなりますから小さくて軽いカメラがいいなんて場合はいいかもしれませんね。

ちなみにぼくはニコンD800Eという一眼レフも使っているんですが、基本的に将来大きくプリントする可能性がある場合のみD800Eを使っています。A4 やA3ノビ程度の印刷でしたらGRD2の1000万画素で十分です。

ということでセンサーサイズの違いは、実際の焦点距離が変わる、画質の違い、ノイズレス。となるわけです。