「写真よさよなら」は嘘の光と事物の結晶

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ずっと欲しかった写真集「写真よさよなら」を購入しました。

とても有名な1冊ですね。著者である森山大道はこの写真集を出してから写真が撮れなくなったことで有名ですね。

まぁ実際は復活作である「光と影」までの間に写真は撮っているんですがね…。でもその気持ちちょっと分かります。写真は厳密には撮れないけど厳密には撮ってるって感じです。

森山大道みたいな感じというわけではないですが、ぼくもそんな感じをずっと繰り返しています。なんていうか東京に先月だったかな行って以来ずっとモヤモヤした感じです。先週に関しては写真を撮らずにずっと家に引きこもってたりしました。

つねに疑問を持ちながら写真を撮ってるわけです。写真はシャッターを切れば誰でも撮れる。何を写すか、そこに意味はあるのか?所詮雰囲気だけで撮ってるのではないか?なんてまぁ言い出したらキリがないわけです。

とにかくこの写真集こそ光と事物の結晶なわけです。が、ある意味で嘘の光と事物でもあるのかなぁと見た時に思いました。

現在この写真集は新装版として本屋にならんでいますが、正直それはよくないです。ぼくも何回も数え切れないほど立ち読みしましたが、グッとくるものはありません。見るならぼくが今回購入した復刻版かオリジナルがいいでしょう。ちなみにオリジナルはプレミアで20万とかしますが…。復刻版はだいたい1万〜3万ぐらいの間で手にはいります。ちなみにぼくはラッキーなことに定価よりも安く買えました。

ということでぜひ一度見てみてください。ダメな人はダメだと思う写真集だと思いますが…。